- 2022.10.18
- 園長のつぶやき
つぶやき【1】
趣味ではないけれど何となく好きな草むしり。「雑草ってなんてすぐに伸びるんだろう」なんてブツブツ言いながら活動開始。スギナはむしろうとすると、すぐに途中でプチッとちぎれてしまう。土を深く掘って根っこから抜こうとするが、根っこは残ってしまう。絵本作家甲斐信枝先生が、「生き延びるために根っこを残そうとしているんだ」とおっしゃっていたことを思い出す。私にとって迷惑な草も一生懸命生きるために工夫しているんだなと思うと、ちょっぴりいとおしくさえ思う。かといって、除草活動に手加減はしないぞ。コニシキソウ・スベリヒユ・カタバミ・ドクダミ・チドメグサ・・・なんていろんな雑草が生えているんだろう。ふと様々な雑草の名前を知っていることに気づく。子どもの頃から草花が好きで、摘んだり、図鑑を広げて調べたりしていた。興味関心があることって、スーッと心と体に浸み込んでくる。雑草の名前を知っているからと言って何か利益があるわけではないけれど、ちょっぴり心豊かな気持ちになる。全くの自己満足の世界。
子ども達にも様々な保育体験を通して、自分の好きなことを見つけてほしい。そして、「これなんだろう?」「もっと知りたい。」「やってみよう!」「調べてみよう!」と興味関心をどんどん広げていってくれたら嬉しいなぁと思う。
草むしりを終え、やり遂げた達成感とスッキリ爽快な気分。これだから草むしりは止められない。